1年前あたりであろうか、時期の正確な記憶が定かではないが
メール調教をしていたマゾ奴隷がいた。
結果的には、リアル調教は行使してないが、いろいろ思うところが
あって、綴ってみる。
彼女は、とある関東の孤児院で育ち、養子としてある母子家庭に
入籍することになる。
もちろん、複雑な毎日を過ごしていたようだ。特に虐待的な
要素はないが、大人になったら育ててあげた恩に報いるように、
義理の母と、その祖母は毎日のように言葉を投げかけていた。
つまり、言葉の断片だけを拾えば、老後のための準備を行った。
その彼女は、言いつけどおり、ある程度の面倒をみていた。
そして、彼女は縁があって、結婚することになる。しかし、それは
彼女が30歳、旦那は50歳という年の差婚であり、最近では
冷え切った家庭内別居のようなもの。
性癖もマゾであるため、旦那には理解してもらえない。
私は、メールでの関係ではあったが、調教以外にさまざまな相談にも
耳を傾けた。
後半、私は「お前の人生だ、離別するも(旦那や義理親)、
現状に甘んじるも、自分で決めろ」と。
結果的に、彼女は旦那と別れることを選択した。
彼女からは、たくさんの障壁から、救っていただき
本当にありがとうございました。と、最後の挨拶が
到着した。
しかし、私はこれで彼女が本当の意味で、救うことが
出来たのか今でも疑問に残る。
あの時、自分で決めろ!の言葉を発することが、良かったのか。
いや、留まりなさい。今の現状でも、小さな幸せを日々発見し、
それを糧にしなさい。と発したほうが、良かったのではないか。
今となっては、真理はわからないが、幸せであって欲しいと
願う。立派な御主人さまにお仕えしていると信じたい。
私としては、その後を知らないので、今でも葛藤しているのは
事実である。
時に、言葉や文章とは、人を救い、人を傷つけ、人を殺す。
たとえ、ブログであったとしても、言葉には気をつけねば
ならないと戒めを感じる。
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